不動産調査日記by横浜不動産鑑定
No.030
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チラシ公告の読み方(マンション編その1)
by 守田 実

 細かく書かれている文字に注目しよう!!

 一番重要なことは一番小さく記載されている。

 新聞折込にある新築マンションのチラシを見ると、下の方に小さい字で物件概要が書いてある。すごく読み取りにくいのですが、物件の概要についてはほぼ網羅されています。

 融資関係以外で重要なことは、まず「交通」です。

 例えば、JR○○線○○駅より徒歩○○分と記載されている場合、15分を超える物件は少し心配です。徒歩15分は距離でいえば1,200mに相当します。毎日の通勤・通学を思うと少しシンドイです。

 また、将来的に売却する不測の事態を想定すると、一般に駅から遠い物件は人気が無いので、思った以上に安い売却価格となるでしょうね。戸建の住宅と比較するとマンションの場合、生活の利便性に重点を置いて取引されるからです。端的にいえば「戸建は環境」、「マンションは利便性」
 
 次に「地域・地区」です。

 基本的には「商業地域」と「工業地域」は避けるべきですね。

 都市計画法によれば、

 商業地域は、主として商業その他の業務の利便を増進するために
 定める地域。

 工業地域は、主として工業の利便を増進するために定める地域。

 だから、そこにマンションを建てることは周辺との調和が基本的にはとれないのです。

 前にも書きましたが、商業地域には基本的に日影規制がありません。確かに利便性は高い地域ですが、住環境という意味ではいかがでしょうか?

 工業地域は周辺に工場が立地しています。騒音や異臭がすることもありますが、我慢すべきはマンションの住人となります。

 工業地域と感じは似ていますが、準工業地域という用途地域があります。

 準工業地域は主として環境の悪化をもたらすおそれのない工業の利便を増進するため定める地域。

 イメージ的には町工場が建ち並ぶような地域です。

 この準工業地域には最近マンションの建設が多く見られます。工場の閉鎖、移転等により大量の土地が放出されたのが原因です。工業地域よりはマシだけど、やっぱり住環境の点は疑問符がつきます。
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