不動産調査日記by横浜不動産鑑定
No.028
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業者さんに甘すぎではないですか?
by 守田 実

 お客様はたびたび住宅を購入されるわけではありませんから、業者さんの言うが儘になっていることが多いです。

 例えば、建物の完成時期が差し迫っていても、契約前に工程表を作成していませんから引渡し日については業者さんの都合に左右されることが多いです。引越しの予定日がかなり遅れることはよくあるケースです。しかも、契約上、工期が確定していませんからぺナルティーもとれない。しかし、業者さんは早くお金が欲しいから、残工事はあるけど決済だけ先にしてくれと。かなり強引です。

 お客様は建築業者さんにかなり甘いです。昔なら、殆どの人が大工さんに仕事をお願いしていましたから、人間関係もあって、あまり無理なことは言わなかったのかもしれません。むしろ時間をかけた方が丁寧な仕事と言われたかも知れません。でも、今は○○株式会社が相手です。工法も昔とずいぶん違います。工期厳守くらいは当然です。

 自分が賢くならなくてはいけません。

 でも、簡単なことです。

1. 建売住宅であっても契約前には設計図書を貰うこと。

 配置図、平面図、立面図、矩形図、基礎伏図、(構造図等の図面があればさらに良い)。最低この程度はあるはずです。もし、無いというならばその契約、やめたほうがいいです。

 なぜなら、あるのが当然だからです。ぼくたちも吃驚するのですが、建売住宅を購入された方でこの程度の図面を業者さんから貰っていないケースがよくあります。

 後になって大切な住宅に不具合があった場合、施工に問題はなかったか否かの基礎資料になりますし、また将来的に増改築する場合には役に立ちます(ある程度は)。

2. 契約前に工程表を作成してもらうこと。

 そして、工期を確りと契約書に明記してもらうこと(建売の場合は当然建築前の状態で買うとき)。

3. 契約する前に地盤調査の結果をデーターで貰うこと。

 これが無い物件は多いです。ぼくは思うのだけれど、地盤調査をしないでどうして大丈夫って言えるのかわからない。地質調査をした上で、その地盤の強弱に対応する基礎を設計するから大丈夫と初めて言えると思うのだけれど。

4. 建売や売り建ての場合、仲介業者さんに頼り過ぎないこと。

 仲介業者さんとは、あなたに物件を紹介してくれた営業会社です。彼らは物件を紹介して、あなたと売主から仲介手数料を得るのが仕事です。

5. 建物が完成するまでは引渡しを受けないこと。

 安易に妥協して最終決済でお金を支払う人は多いです。

 簡単なことです。基本的なことですがお願いしてもやってくれない業者さんが居るのが悲しいです。営業力ばかり長けていて、内実の無いCMを盛んに流している業者さんも居ますのでお気をつけください。そういう会社に限って、「顧客第一主義」とかの社是を会社に飾ってあったりするので、また悲しくなる。
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