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| No.001 |
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上も見てください
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不動産鑑定士/守田 実 |
「土地の購入前調査」のご依頼を受けました。Y市の閑静な住宅街。大規模なお屋敷の跡地を区画割しての分譲。いつものとおり法務局での調査、公法上の規制の調査、古地図による前歴調査、分譲業者の調査・風評、価格の妥当性の調査、近隣の聞込み調査、現地での図面との照合確認をいたしました。
擁壁の状態、土質を「戸建の竣工検査」を終えて駆けつけてきた竹内さんが確認しました。いずれの調査でも基本的には問題は無かった。
しかし、注意しなければならないことが一つだけありました。
「高圧線」です。
購入する土地の上には高圧線は走行していませんでしたが、境界ぎりぎりに27万5千ボルトもの高圧線が走行していました。14万5千ボルト以上の電圧があると線下地には基本的には建築は禁止されます。対象地には直接高圧線は走行していませんが全く影響が無いわけではありません。高圧線があることによる影響については次のようなことが考えられます。
1)嫌悪施設としての心理的不快感。2)強風時における不快音の発生。
3)鉄塔倒壊による断線の危険性。4)電波障害の可能性。
さらに、高層マンションの場合には高圧線が見える場合は著しく眺望・景観を阻害されます。また、日本ではまだ研究が進んでいませんが、アメリカでは高圧線の人体への影響についてのいくつかの論文があります。
ですから、土地を購入する際には土地だけ見るのではなく上を見上げてみることが必要です。また、逆に自分の土地の下に他人の下水管が通っていないかなど不動産業者さんに確かめてもらうことも必要です。
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